野呂美加さんの講演記録(保存版)
Posted On 2018年5月5日土曜日 at 時刻: 5:55 by Soboku (そぼく)元のYouTubeのリンクが切れちまったので、こちらに野呂美加さんの講演記録を保存しておくよ。
いまだに東北地方や関東地方(特に長野県)はまだまだ汚染しているので内部被曝に気おつけてくれっす!
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2011年5月ごろ 野呂美加さんの講演
ご無沙汰しております。内部被爆にお詳しい野呂美加さんの講演を最近見つけたので、ご紹介します。
野呂美加さんの講演で見逃してはいけない4つのポイント
1. チェルノブイリから 180km 離れている場所で、事故から数年たった後、子供たち全員が病気になった。いいですか、全員ですよ。その場所の放射能の量は 0.41 µSv だった。その後、村人は強制移住させられた。(その当時、0.5 µSv 以上の地域は強制移住させられたらが、その村はそれ以下だったので移住はしていなかった。)
2. 子供が内部被爆しても被爆してない所に 1ヶ月間 移住させるだけで、身体の中の放射能をほとんど除くことができる。
3. 内部被爆で抵抗力が落ちている子供には、フレッシュな食べ物や発酵食品を与える。(生きた酵素が入っているもの)
4. 0.07µSv 以上あると子供が心臓の痛みをうったえはじめる。(10月の野呂美加さんの講演より、「10.25いま子どもたちを守るために 1/2」27分~;10月の講演については一番下にアドレスを添付してあります)
< 野呂美加さんの5月の講演 >
YouTube に7つに分かれてアップロードされています。(ここでは最初の [1] のみ貼ってあります。あとの6つのアドレスは一番下に掲載しました。)
今回はこの5月講演のポイントを以下に列挙させていただきます。(ビデオの時間を括弧内に示しました。)
- 郡山市 8.788 µSv, 2011/3/27 。 この後は放射能の値は下がっているはずであるが。(YouTube[1]4分28秒~)
- 400 km 離れたところでは細かい粒子状になった放射性物質が飛散しやすく、それが植物に吸収されやすい → それを食べて内部被爆を知らないうちにしている場合がある (原発の近くでは、大きな粒子が飛散するが、これは植物には吸収させにくい)
- 放射能が強いと酸化が起こる。コンクリートや鉄が速く古くなるように。 (YouTube[1]12分28秒~)
- チェルノブイリ立ち入り禁止区域の入り口の所(30 km ゾーン)で、0.232 µSv。事故から7年後 (YouTube[1]12分50秒~)
- 郡山市を含む 原発から80km 圏に住んでいるお子さん、妊婦さん、乳幼児は早急に移住させてほしい。 (YouTube[2]3分28秒~)
- チェルノブイリの汚染がひどくて隠しきれなくなってくると、国連の原子力安全委員会の人が来て(IAEA = 国際原子力機関)、そんなに基準を厳しくしなくてよいといったせいで病気がさらに重たくなった。 (YouTube[2]7分47秒~)
- チェルノブイリ事故の3年後、甲状腺癌がものすごく増えた。IAEA や世界中のお医者さんが甲状腺癌は増えたとしても7年後ぐらいだろうとして、原発のせいだとは認めなかった。 (YouTube[2]8分40秒~)
- 日本人が救援に入ったとき現地の人から非難された。広島の医者が来て自分たちを助けてくれるかと思ったのに、放射能のせいじゃない、風土病だと言って、それで終わらせてしまった。( IAEA の団長をしたのは、日本人の広島のお医者さんだった。)これが国連の公式見解となり、10年間救援の手が入らなかった。 (YouTube[2]9分3秒~)
- 現在福島で長崎のお医者さんがアドバイザーとして、同じように安全を言っている。福島の人たちがもう放射能は消えてなくなるとか、食べても大丈夫なんだと思い込んでいて、いくら私たちが言っても信じてくれません。長崎とチェルノブイリとも両方関わったお医者さんをいっぱいつくってあるんですね。それで事故が起こったときにみんなを安心させて、テレビでもずいぶんいい加減なこと言ってるなーと思ってビックリしています。そのことを福島のお知り合いの方がいたらお伝えいただきたいなと思います。 (YouTube[2]9分52秒~)
- ものすごい汚染されやすい場所がある。大森林とか、森とか。ベラルーシには手つかずの大森林があって、そういうところから汚染されているというのは、木が放射能を吸い上げてくれているからなんです。風の谷のナウシカと同じです。自然が全部、人間が出した放射能を集めてくれているんです。汚染されたキノコとか、汚染された木なんて言っちゃいけない。それが集めてくれなかったら、放射能が舞っているわけです。空気中に。私たちが吸い込んで被爆するのを止めてくれている。(YouTube[2]10分47秒~)
- 郡山市の汚染をみて間違いじゃないかと何回も思って、日本がそんなふうに汚染されたなんて信じられなかったです。でも日本は絶対そういう汚染のところに子供たちを置かないだろうと思ってたんですけれども、もっとひどいことが起こっていることが自分の中でも受け入れられないというか信じられないです(涙ぐみながら)。 (YouTube[2]12分17秒~)
- 150km 離れたところでも汚染地帯が見つかり、300軒ぐらいの村を土の中に埋めた。高レベルの汚染物質が埋まっているため 1000 年以上家は建てられない。(YouTube[2]12分44秒~)
- 予算がなくなってからは村をすべて埋め立てることはできなくなった。埋め立てることができなかった畑でとれた小麦が給食で売られている。汚染してる小麦だから安く給食で売れて、子供たちの口に入っていることをくやしいと現地で救援している人がいっていた。 (YouTube[2]13分40秒~)
- 今、日本で同じことが起こってますよね。絶対に食べさせちゃいけないですよ。作らせちゃいけないんです、汚染させた畑で。なんのために?、わからないです、本当に。それだけはやっちゃいけないって、「鬼」のすることだと私たちは思いました。(YouTube[3]0分30秒~)
- 日本の経済が落ちる原因は政府がつくっている。風評被害を作っているのはゆるい基準なんです。・・・福島に行ったとき、牛乳の給食が再開され水道の基準も3倍に引き上げられた。ゆるんでくるんですね。そういうことをする日本というのは落ちていきます。・・・つぶれかけた国では1ヵ月分の給料でオレンジ1袋しか買えない。1万円札が100円の価値もなくなる。(YouTube[3]13分06秒~)
- 汚染地で子供がかかえる症状:(日常的こういう症状がでる)
頭痛
鼻血
下痢(被爆が進んでから起こる)
甲状腺のトラブル(背が伸びない。風邪が治りにくい。すぐ肺炎になる。)
腎臓の痛み(放射能が腎臓から出ているのでものすごく被爆する。後に腎臓がんも増えます。)
ひざの裏の痛み
関節痛
キズが治りくい
胃腸痛
食欲不振
心臓が痛い
胸が痛い
ぜんそく
繰り返す中耳炎
抜け毛
髪の毛が伸びない
集中力がでない(原爆ブラブラ病のようになる → 学校では授業が25分に減っている)
何が起こるかというと、被爆すると抵抗力がワンランクもツーランクも落ちるんです。急に落ちるわけではなく、少しずつ抵抗力が落ちていきます。風邪を引いて2, 3日で治るものが治らないで、気管支炎になって肺炎になって入院します。(YouTube[4]13分00秒~)
- これらの子供たちの血液を検査しても異常は出てこない。これがまた分かりにくくさせている原因。がんや白血病というのは本当に最後の最後、体力のある子がそこまでいけたかなっていうぐらい(まれである)。日常的にみんな子供たちがこういう症状を抱えていて、病気の花束を持っていると言われています。それでメンタルな部分がガックリ落ち込んだときに、ものすごい抵抗力が落ちて発病する、そういう危険性があります。 (YouTube[5]0分45秒~)
- 徴兵率が 事故後(20年後に) 80%から30%に減った。[30 ÷ 80 = 0.625、つまり6割以上減っている。]障害を持った子供や健康を害している子供が増えているため。 (YouTube[5]1分25秒~)
- 放射能のせいでこういう病気が増えたと言ってはいけないという禁止令がお医者さんたちにでた。そういうわけでチェルノブイリ事故後の悪いニュースは世界に知らされていない。 (YouTube[5]3分07秒~)
- 30代の若い人が突然死する。セシウムが心臓にたまっている。セシウムは 100 日たったら身体から出ていくと言われているが、汚染した物を毎日食べているので身体から減ることはない。
(YouTube[5]3分57秒~)
- 二世の子で身体が他の子よりも2歳年下に見えるくらい小さかったり、白血病になる子もいる。 (YouTube[5]4分57秒~)
- 放射能が私たちの DNA を切っている。そしてDNA 修復酵素が治している。被爆しているということは大量にこの酵素が必要になる。身体の中には酵素はある一定の割合しかないので、酵素がなくなったとき、抵抗力が落ちて突然死になるわけです。 だから必要以上に酵素を浪費しないようにして、抵抗力を落とさないようにしなくてはいけない。(YouTube[5]9分52秒~)
- 広島・長崎の原爆の後に現地に入って被爆をした人(原爆ブラブラ病になった人など)はこれまで原爆症として認定されなかった。ところが2008年に大阪高裁で認められました。次の本がもとで広島の原爆症の裁判に勝つことができた。 (YouTube[5]11分55秒~)
「死にいたる虚構」国家による低線量放射線の隠蔽、共著:ジェイ M. グールド、ベンジャミン A. ゴルドマン、共訳:肥田舜太郎(ひだしゅんたろう)、斎藤紀
<子供にどういうものを食べさせたらよいか>
放射能で傷ついた身体を修復するには大量の酵素が必要。そしてその酵素を助けるためにビタミンやミネラル、ファイトケミカルが必要となる。
- サプリで酵素やビタミンをとろうとしてもダメ!
- 酵素は、生きたものや発酵食品、(味噌、醤油、お漬け物)、そして生の果物に入っている。
- 酵素を含む食品は酵素で消化を助けるので子供の消化能力が落ちていても負担なく食べられる。
- バナナは酵素をもっていて自分で消化してくれるのでよい。少し黒ずんだバナナがよい。
- 酸化した物は絶対に食べさせない:油で揚げたものやスナックはダメ! お菓子は身体を酸化して、酵素が足りなくなります。細胞を修復するほうに酵素を使えなくなる。(YouTube[6]最初から)
- 昔は、酵素というのは身体の中で作られるからタンパク質をたくさん摂りなさいという「タンパク質信仰」だった。ところがアメリカでやっぱりそれでは病気が多発するということで、体内の潜在酵素の研究が進んでいます。酵素の含まれていないものを食べたとき(加熱食)、身体の消化酵素がたくさん必要になるので代謝酵素が足りなくなる → 抵抗力が落ちる。
*参考文献:「スーパー酵素医療」著者:鶴見隆史(医師)(YouTube[6]3分17秒~)
- 今アメリカではローフード (Raw Food) とか、青汁とか、野菜ジュースが流行ってきているのはそういうことなんですね。ものすごい毒素だらけの環境でしょう。農薬や排気ガスでみんな酵素が足りなくなってきている。(YouTube[6]4分42秒~)
- みそ汁もいいが、ちゃんと発酵しているかどうかが問題なんです。ちゃんと長い間、人の身体に役立ってきたものを選ぶ目をもってほしい。(YouTube[6]5分20秒~)
[私は日本のみそ汁はアミノ酸調味料(MSG)が入っているうえ塩分が高いものが多いので買いません。アメリカの Whole Foods Market には身体に良くて美味しい味噌(しかも塩分控えめ)が売っている。amozon.com では熱処理していない生きた味噌が売っている。]
- もう一つはメンタルな面で、笑うことが大切。笑うと抵抗力が上がる。お母さんの顔が怖いと抵抗力が落ちる。 (YouTube[6]6分27秒~)
- 親というものは子供を管理するものだと思う前に、私は愛していますという、愛の気持ちを先に子供に伝えないと、これから子供たちが苦しいですよ。これから放射能の中を生きていかないといけないのだから。 (YouTube[6]6分56秒~)
- 内部被爆した子供を 非汚染地に1ヵ月間連れていくだけで体内被曝が除けた!
平均 22ベクレル / kg → 0 ベクレル / kg(1ヵ月後、体内の放射能レベルが検出限界以下まで減少した!)
付き添いの先生(大人)も
14ベクレル / kg → 0 ベクレル / kg
(YouTube[6]7分28秒~)
- 今、日本の汚染地に住んでいる子供のためにイタリアから保養の招待がきています(1ヵ月間、イタリアに滞在する)。募金を集めて子供たちを送り出す側になりました。お気持ちがある方は募金に協力下されば幸いです。 (YouTube[7]14分00秒~)